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2026/05/24更新
スタッフA君の夢精日記 #2
前回の記事
「人生で一番意味がわからなかった夜」
https://bee-studios.net/blog/?news_no=173
海だったのか、脳のバグだったのか
4週間に一度、
静かに訪れる定期報告。
前回の内容は、
覚えている方はほぼいないと思われるのだが、
自慰行為なし。
恋愛もしばらくなし。
だが身体だけは、
律儀に仕事をする。
bee studio店長ブログ、
誰も求めていない可能性が高い連載、
第二回です。
今回の舞台は――海。
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第二回
なぜか“イルカ”にめちゃくちゃ褒められていた夜
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夢の始まりは、
とても平和だったらしい。
夕方の海辺。
オレンジ色の空。
波は穏やか。
A君はなぜか、
桟橋のような場所に立っていた。
「今回は普通だな」
そう思った瞬間。
海面から、
イルカが現れた。
しかも一匹ではない。
三匹。
やたら距離が近い。
普通、
イルカといえば、
可愛いとか、
癒しとか、
そういう存在である。
だが今回のイルカたちは違った。
妙に“人を見る目”をしていたらしい。
そしてそのうちの一匹が、
なぜか喋った。
「いい肩幅ですね。」
意味がわからない。
A君も当然、
「え?」
となった。
しかしイルカは止まらない。
「姿勢もいい。」
「体幹が安定している。」
「呼吸も深い。」
もはや、
海洋生物による整体レビューである。
夢の中のA君は、
完全に混乱していたらしい。
「待て。」
「俺はいま、
イルカにフィジカルを評価されているのか?」
だが問題は、
そこではなかった。
褒められるたび、
なぜか脳内にじんわり快感が広がっていく。
理解が追いつかない。
でも身体だけは、
着実に“そっち側”へ向かっていく。
そして最後。
三匹のイルカが、
夕日に向かって一斉にジャンプ。
そして――
ピーク。
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目覚め
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目が覚めたA君は、
しばらく布団の中で無言だったらしい。
その後、
スマホを見る。
午前3:47。
静かな部屋。
冷静になる脳。
そして押し寄せる、
圧倒的疑問。
「俺は今…
イルカに自己肯定感を上げられて夢精したのか?」
新しすぎるジャンルだった。
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編集後記
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人は褒められると嬉しい。
それが人間でも、
海洋生物でも。
ただ今回の問題は、
脳がその喜びを、
違う方向へ処理してしまった点にある。
夢とは、
記憶と感情と本能が、
雑に混線する場所なのかもしれない。
次回更新は4週間後予定。
本人の名誉のためにも、
そろそろ普通の夢であってほしい。